トップ今日の豆知識 > 3月14日

今日の豆知識

― 3月14日

春一番

春一番

春は強い風の吹く日が多い季節です。
その代表選手「春一番」は「春先に初めて吹く強い南風」のことです。
統計上の必要から、気象庁の天気相談所は、関東の春一番について次のように定めています。
1)立春から春分までの期間で
2)日本海に低気圧があり(低気圧が発達すればより理想的です)
3)関東地方に強い南風が吹き、昇温する。
具体的には、最大風速が8.0m/s(メートル毎秒※1秒間に1メートルの速さ)以上で風向は西南西〜南〜東南東、前日より気温が高い。
これが条件です。

春先は日本の南で暖かい空気が勢力を強める一方、
北の寒気も強いため、日本付近では度々低気圧が発達します。
この低気圧が日本海を進む時に吹く強い南風が春一番です。
1993年2月7日の春一番では、低気圧が東北地方を通過中、
中心気圧が994hPa(ヘクトパスカル※圧力の単位)に発達し、東京で最大瞬間風速が南西の風29.5m/s(メートル毎秒)を観測しました。
これは、2月として観測史上一番の強風記録です。
この日、水戸市では最高気温が22度9分まで上がり、こちらも観測史上一番暖かい記録となりました。
これらは今も破られていません。

なおこの時期、春一番のあとは一転して冬型の気圧配置となり、
寒気をともなった強い北又は北西の風が吹き返すことが多くなります。
春一番は春の訪れを感じさせる明るいイメージもありますが、
一方では大きな災害を引き起こす恐ろしい現象です。
昭和47年には、富士山で暴風雨となだれのため、死者・行方不明者24人を出す大惨事(だいさんじ)となりました。
昭和53年には東京でたつまきが発生、鉄橋(てっきょう)を通過中の電車が突風を受けて2両が脱線・横転しました。



月別テーマ一覧

情報提供:JWA