授業お助けコーナー

テーマ:情報モラル

研究会について 実践校選定 事前調査 授業案作成 指導案 書籍の紹介
・フィルタリングの有効性を理解する
・インターネット利用のルールを考える
基本情報  

学年:学年 クラス人数:29人 実施教科:社会科 場所:教室

ねらい 〜教師の願い〜  
*

学校でのインターネット利用は、使う時間も内容も限られていてフィルタリングやセキュリティ対策も取られている。個々の家庭では、インターネット上の危険に無防備な状態でいる家庭が多いのではないか。そこでフィルタリングの有効性について児童や保護者に理解させたい。

 

 

*

情報社会の危険から身を守るとともに、不適切な情報に対応できる力をつけさせたい。
〜 情報モラル指導モデルカリキュラムでの目標項目 〜
http://kayoo.info/moral-guidebook-2007/model/index.html
d3-1 : 予測される危険の内容がわかり、避ける
d3-2 : 不適切な情報であるものを認識し、対応できる

インターネット利用のメリットやデメリットを考えさせながら、
  フィルタリングの有効性について理解させる。
自分たちでインターネットで調べる際のルールを考える。

授業の流れ  

まず、インターネットで調べる際のメリットとデメリットを考えさせる。そして、フィルタリング体験をさせ、保護者と児童に、フィルタリングされた場合とそうではない画面を比べさせる。そこで、フィルタリングの効果について考えさせたい。

次に、NHKのDVD教材『ケータイ・ネット社会の落とし穴vol.1』〜ネット社会の道しるべ〜の中のドラマ1を視聴させ、インターネットを使って架空請求や個人情報の流出など怖い場面にも遭遇する危険があることを疑似体験させたい。最後に、インターネットを安心して使うときのルール「インターネット□か条」を作らせる。さらには、家庭に帰ってから、親と一緒に「我が家のインターネット□か 条」を作らせたいと考えた。

教材選び  

DVD教材など携帯に対するものが多くでている。しかし、インターネット利用 に関するものはあまり多くはなかった。今回は、主人公が小学生であり、インターネットの利用から架空請求や個人情報流出につながる、NHKのDVD教材ケータイ・ネット社会の落とし穴vol.1『ネット社会の道しるべ』を使うことにした。児童や保護者の実態からは、衝撃的な内容のもの選びインターネットのデメリット面を今のうちに印象づけておきたかった。

ドラマ1 架空請求と個人情報

子どもの間で密かに話題になるアダルトサイト。興味本位でアクセスした主人公マモルは、サイトの誘いに騙されて個人情報を送ってしまう。そして数日後、マモルの元には高額な請求が来てしまう。

指導案  

導入

・このマークは何だろう?
 c:インターネットのマーク

・インターネットエクスプローラーのロゴマークを見せ、本時の内容に興味を持たせる

調べ学習をするとき、インターネットには、どんな良い面や心配な面があるかな?

 

◇多くの情報が見られる
◇いろいろなサイトがある
◇いろいろな立場の意見がある
◆変なHPに接続してしまう
◆正しくない情報もある
◆長時間使ってしまう

・調べ学習するときに、PC室や図書室に行って学習することが多い。普段インターネットを利用している経験からメリットとデメリットを考えさせる。

展開

・インターネットをする時に家と学校での違いってあるかな?
 c:学校で調べ学習をしていると×マークが出て調べられないときがある。
 c:家だとどんなことでも調べられる。

・学校ではフィルタリングがされていることに気づかせる。家庭では、ほとんどフィルタリングがされていないことにも気づかせる。

 

・学校で見られる×マークは、実は「フ ィルタリング」がされているっていうことなんだ。

・フィルタリングという言葉についても覚えさせる。

フィルタリングがされている場合とされていない場合を体験してみよう。

 

(児童)フィルタリングがされていない画面
(保護者)フィルタリングがされている画面

保護者
児童と保護者の代表に前に出てきてもらってフィルタリングされている画面とフィルタリングされてない画面を体験してもらう。
・パソコン、プロジェクター等を2台用意し、フィルタリングがされている画面とされていない画面を体験させたい。

 

・学校だとなぜフィルタリングがされているかな。
 c:勉強に関係ないところにつながらないようにさせるため。
 c:学校でゲームとかできないように

・フィルタリングの効果をおおまかに考えさせる。
・学校だとフィルタリングがされていて守られていることにも気づかせていきたい

DVDケータイ・ネット社会の落とし穴vol.1『ネット社会の道しるべ』を視聴する。

 

ドラマ1 架空請求と個人情報
(4分52秒)

 

・DVDを見ての感想を発表させる。

・DVDを視聴し、なぜ個人情報が流出し 架空請求がきたのかを考えさせたい。

 

・架空請求が届く結果となった原因をペ アで考えさせる。
 c:アダルトサイトにアクセスした事
 c:住所や電話番号をメールで送ったこと
 c:誰にも相談しなかったこと

・はっきりしない相手に対して自分の個人情報を送付してしまったことをおさえる。
・知らない人に簡単に個人情報を教えないこと、必要な場合は大人の人に確認してもらうことを理解させる。

 

・フィルタリングさえあれば、みんなは困らないかな?
 c:家ではフィルタリングがかかってないよ。
 c:絶対ではないと思うよ。

・インターネットのデメリットやDVDの視聴から学んだことをこれからインターネットを利用する時に生かすことができるようにさせたい。
・家でもフィルタリングがされているとこんなこともなくなるかな。
・パソコン上ではフィルタリングをかければ守られるが、自分自身が使うときに心のフィルタリングをかける必要がある。

インターネットを安心して使うために、グループごとにルールを作りましょう。

まとめ

「インターネット3か条」

・本日の学習からインターネットを利用す るときのルール作りをさせる。

 

・グループごとに話し合った「インターネット3か条」を発表しよう。

保護者
保護者には各グループの話合いの様子を聞いてもらう。

 

・今日の感想を書きましょう。

保護者
・帰宅後には自分たちが考えた「インターネット3か条」を参考に、保護者も一緒になって「わが家のインターネット○か条」を考えてもらうことを伝える

保護者懇談会の実施  

参観授業の後に学級懇談会を実施しました。

感想発表

≪講師の先生から≫
 携帯電話でのフィルタリング
 自宅でPCにフィルタリングをするとしたらどうしたらよいか?
 海外での事情なども含めて最新の情報を紹介

情報交換

 インターネットを子どもにどのように使わせていますか?
   パソコンを置いている場所は?(居間、親の部屋、子どもの部屋)
   家庭でルールを決めていますか?(時間制限、メール、ダウンロード、怪しいサイトへの接続など)
 「わが家のインターネット□か条」を作るときに考えたいこと

保護者にも子どもと一緒に授業に参加して、体験した上で、講師の話を聞いてもらうことで、単なる知識としてでなく、身近で「必要なこと」として、授業や内容を受け止めてもらえます。

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