授業お助けコーナー

テーマ:情報モラル

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子どもたちの実情

C校の子どもたち(6年生)は、授業や休み時間にインターネットを日常的に活用しています。家庭でのインターネット経験も70%超(45/59人)、携帯電話の所有率は29%(17/59人)ですが、携帯電話を所有していなくても、家族のものを借りて、メールやインターネット検索をした経験があるという子どもも多くいました。

C校では、5年生の時から電子掲示板やチャットなどの疑似体験を通じた情報モラル授業を行ってきています。それでも、この春全国的にチェーンメールが多く出回ったときには、チェーンメールを回したりメール文に記載されていたURLアドレスをクリックしてしまったりした児童がいたようです。また、不安になってメール文を削除したり、親や教師に相談したりする子もいました。

子どもたちの実態

教師の願い

頭では理解していても、実際にこのような場面に遭遇したとき、自分がとるべき行動の判断がにぶることがあります。

その原因を自分自身で探り、再度、自分の行為に対する正しい判断軸をもつことが大切であることを理解するようになってほしい。そして、この学習を実践力につなげてほしいとの願いがあります。

 

授業の構成  

前時のしかけ

パソコンソフト上の携帯メール機能を使って、限りなく本物に近い疑似体験をさせたいと考えました。そこで、

1先生が仮想チェーンメールを送信
2それを受け取った時の心理や自分がとった行為について、自分で見つめ直す体験
3 2について、友だち同士での話合い

をセットにして進めることにしました。

1は、パソコン教室で行います(前時)。
子どもたち全員にパソコンソフト上の携帯電話を所有してもらい、自由にメールのやりとりをするうちに、先生からのチェーンメールが入るようになっています。さらにこのとき、

*「一人の状態」つまり、「誰にも相談できない」

前時のしかけ

という設定をすることで、より現実に近い、パーソナルな空間を作っておきます。これにより、携帯メールに対する自分自身の判断軸を問い直す機会をつくることができます。

チェーンメールの文面は、実際に子どもたちが受信したことのある内容をベースにしながらアレンジしたもので、好奇心や不安をあおる内容になるようにと考えました。

本時の構成

本時では、前時の体験の振り返りから入ります。
チェーンメールを受信したとき、どんな気持ちになったのか、どういう行為で対処するのか……といった自分の心の判断軸を見つめ直すことから始めます(2)。
加えて、NTT作成の『春野家ケータイ物語』の第3話「ぼくたちの個人情報ねらわれる」を視聴し、チェーンメールを受信したとき、

A転送する
B転送しない
C親や教師に判断を求める

のうちのどの行動をとるのか、またそうする理由も考えさせます。
3では、それをもとにして、話合いをします。

友だちの異なる考えにふれることにより、自分の考えを再構築できる学習にしたいと考えました。

本時の構成

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