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【もみじ狩り】 10月〜11月

もみじ狩りってなぁに?

紅葉見物(こうようけんぶつ)のことを「紅葉狩り(もみじがり)」といいます。本来ならけものを捕まえるという意味の「狩り」が、時代とともに小動物や野鳥を捕まえるという意味にも広がり、さらには動植物を採るという意味(「果実狩り」「潮干狩り」)になって、草花などの自然を観賞するという意味(「紅葉狩り」「桜狩り」)をもつようになりました。特に観賞する意味になったのは、狩猟をしない貴族が花や草木を眺めるために野山をめぐる様子を、狩りにたとえるようになったからです。

紅葉狩りは平安時代の貴族の間で始まり、紅葉を見物しながら宴を開き、その美しさを和歌に詠んで勝負する「紅葉合(もみじあわせ)」が流行しました。それが江戸時代から庶民に広がり定着していきました。

紅葉(こうよう)豆知識 〜なぜ紅葉するの?

秋になっても葉の色が変わる木と変わらない木があります。また、赤や黄色などさまざまな色になるのはどうして?

紅葉のしくみ

全ての木が紅葉するわけではありません。マツやスギなど1年中葉が落ちない常葉樹は緑のままで、サクラ、カエデ、ブナ、イチョウなど葉の落ちる落葉樹が紅葉します。

紅葉はこうした樹木が冬じたくをしている姿です。冬に葉を落とすために、秋になって気温が下がりだすと糖分や水分などの供給をストップします。すると、葉緑素がこわれてしまうため、今まで見えなかったカロチノイドという黄色い色素が浮き出て見え、これが黄色く色づくイチョウなどの黄葉(こうよう) です。また、葉の中に残った糖分によってアントシアンという赤い色素ができていると赤が目立ってくるので、カエデのような赤い紅葉(こうよう) になります。

毎年、明け方の最低気温が6度〜7度位になると紅葉が始まり、およそ20日〜25日後に見頃を迎えます。

紅葉の良し悪しを決める3つの条件

同じ場所でも毎年色の具合が違うのはなぜでしょう?紅葉の良し悪しには3つの条件があり、これらが揃うと真っ赤に色づくからです。

■日中の天気がいいこと
赤い色素となる糖分は光合成によって作られます。
■昼と夜の寒暖の差があること
夜の気温が高いと、昼間作った糖分を使って活動してしまうため、あざやかな赤になりません。
■適度な雨や水分があること
かんそうしすぎると葉が紅葉する前に枯れてしまいます。

紅葉の名所にけいこくや川沿いが多いのは、こうした条件がそろっているからです。

世界一美しい日本の紅葉

地球の3割ほどが森林ですが、紅葉する落葉樹林がまとまっているのは、東アジアの沿岸部と北アメリカ大陸の東部、ヨーロッパの一部にすぎません。日本は国土のおよそ7割が森林で様々な落葉樹が生えており、寒暖の差もあるため、いたるところで美しい紅葉が楽しめます。

おばあちゃんのひとりごと

紅葉は寒いところから始まるから、北から南へ、山の上から下へと紅葉前線が進んでいくのさ。昔のひとは、奈良の竜田山(たつたやま)に住む「竜田姫(たつたひめ)」という女神が秋をつかさどり、その着物のそでをふって山々を染めていくとしていたのさ…なんともすてきじゃのう。「竜田姫(たつたひめ)」は秋の季語として和菓子の名前などいろいろなシーンに登場するから、覚えておくといいよ。

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