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不思議がいっぱい2 〜アメンボ、アマガエル

梅雨どきに出会う生き物にはユニークなものがたくさんいるから、観察してみてね!

アメンボはきれいな水のバロメーター

アメンボはカメムシ類の仲間で、カメムシのように捕まえたりすると匂いを発します。この匂いが甘い飴(あめ)に似ているため、棒のように細長い体から飴のような匂いを出す虫ということで「飴ん棒(あめんぼう)」、それが「アメンボ」という名前になりました。

池や水たまりを滑るように動いているアメンボですが、水のある所ならどこにでもいるのでしょうか?いいえ、きれいな水じゃないといけません。なぜなら、溺れてしまうから!アメンボは、脚の先に細かい毛が沢山生えていて、そこから油のような水を弾く成分を出して浮いているので、洗剤や油が浮いていると溺れてしまうんです。6本ある脚のうち、前脚と後ろ脚で体を支え、泳ぐ時は長い中脚を漕いで進み、他の脚はあまり動かしません。

では、水たまりまでどうやって来るのでしょうか?実は飛んで来るんです。鳥などに食べられてしまう危険が高いため、出来るだけ飛ばないようにしていますが、餌や繁殖相手を求めて移動してきます。アメンボの口は針のようになっていて、これを水面に落下してきた虫などに突き刺し、その体液を吸って生きています。

また、休息するための水草や餌となる昆虫がいなければなりませんから、アメンボがいることで、その水場の環境がわかるのです。

アマガエルは雨がわかるの?

アマガエルを「雨蛙」と書くように、昔からアマガエルが鳴くと雨が降ると言われていて、天気予報の発達していない時代には農作業の目安にもなりました。ちなみにオスしか鳴きません。

なぜアマガエルは雨がわかるのでしょうか?それはアマガエルは皮膚が薄いため湿気や気圧の変化に敏感で、雨などの天候の変化にいち早く反応して鳴くからです。これを「レインコール」や「雨鳴き」といい、昼間でも鳴くのが特徴です。

もちろん、レインコールばかりではありません。繁殖期(春)にオスがメスに自分の存在を知らせる「メイディングコール」は「広告音」とも呼ばれ、一般的には夜に鳴きます。また、繁殖期以外の賑やかな鳴き方を「シャワーコール」といい、夕方の畦道などで聞こえるシャワーコールは、夏の風物詩のひとつです。

ところで、アマガエルに近づいてもじーっとしていますが、それはいったいなぜでしょう?アマガエルは周りの色によって体の色を変化させるので、葉の上では緑色に、枝の上では灰色っぽく変化します。人が近づいてもあまり逃げないのは、せっかく保護色になっているのに動けば目立ってしまうからです。

不思議がいっぱい3 〜カタツムリ、ナメクジ

カタツムリとナメクジは親戚なの?…はいその通り。殻を退化させたのがナメクジなのだ!

カタツムリはコンクリートが好き!?

カタツムリの触覚は何本あるのでしょう?答えは4本。頭の上にある眼のついた長い触角が一対あり、これを「眼触覚」(後触覚)といいます。よく見てみると頭の前にも小さな触覚が一対あり、こちらを「小触覚」(前触覚)といい、匂いを感じる器官です。ちなみにカタツムリには耳がないので、音をさせても触覚が引っ込むことはありません。

カタツムリは成長するたびに殻をとりかえるのでしょうか?いいえ、カタツムリの殻もどんどん成長していくのでずっと同じ殻です。口の外側に石灰質の液を塗るように成長していくので、殻の一番上のところが幼い頃の殻ということになります。

雨が降るとブロック塀やコンクリートの壁にカタツムリが現れますが、これはセメントに含まれる石灰岩のカルシウムや塩分を食べているから。カタツムリの殻はカルシウムたっぷりなのです。

また、カタツムリなど地球上の巻貝のほとんどが右巻きですが、ヒダリマキマイマイのように左巻きのカタツムリもいます。


ナメクジは塩でとけるの?

ナメクジに塩をかけてみたことはありませんか?塩をかけるとみるみるうちに溶けてしまいますが、これは浸透圧という作用によって、ナメクジの水分が体外に抜けていく現象で、完全に溶けてしまう前に水分を与えると、ナメクジは復活します。また、塩以外でも砂糖やコショウなど水分を吸う性質のものであれば同じ現象がおこります。

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