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【お花見】 3月下旬〜4月

桜狩りってなぁに?

お花見のことを「桜狩り」というのはなぜでしょう?本来なら獣を捕まえるという意味の「狩り」が、時代とともに小動物や野鳥を捕まえるという意味にも広がり、さらには動植物を採るという意味(「果実狩り」「潮干狩り」)になって、草花などの自然を観賞するという意味(「紅葉狩り」「桜狩り」)をもつようになったからです。特に観賞する意味になったのは、狩猟をしない貴族が花や草木を眺めるために野山をめぐる様子を、狩りにたとえるようになったから。昔から、花といえば桜をさすほど日本人に愛されてきた花。桜の花を眺めながら、歌を詠んで宴を開いていた頃の名残りが、現代のお花見につながっています。

桜前線ってなぁに?

「桜前線北上」とは?

お花見の季節になると「桜前線」という言葉を耳にします。これは日本各地の桜の開花日を線で結んだもので、天気図の前線のような線になることから「桜前線」と呼ばれています。
「桜前線が北上」というフレーズをよく使いますが、これは、桜の開花が日本列島を南から北へと進んでいくからです。例年、1月中に沖縄・奄美地方で緋寒桜(ヒカンザクラ)が開花し、3月後半に西日本と東日本の太平洋側で染井吉野(ソメイヨシノ)が開花して、4月の初めごろ満開となります。そしてさらに桜前線は北上していき、4月末には東北地方北部でも開花。5月に入って北海道でも染井吉野や蝦夷山桜(エゾヤマザクラ)、千島桜(チシマザクラ)などが開花し、5月下旬に北海道東部でも開花して、桜前線も終わりとなります。

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開花日の決め方

ところで、この開花日はどうやって決まるのでしょう?コンピューターや監視カメラでチェックするのでしょうか?いいえ、気象庁が発表する開花日は、調査員が決められた桜の木(標本木といいます)を観察し、花の数を数えているのです。開花日と満開日には、次のような基準があります。

  • 標本木の桜に5〜6輪以上の花が咲いた日 → 開花日
  • 標本木の桜で8割以上のつぼみが開いた日 → 満開日

目を凝らして花数を数えていた調査員が、5〜6輪咲いているのを確認すると「開花!」と言っている様子が報道されたりしますね。これが俗にいう開花宣言で、開花日と判断されると「○○で開花宣言が出されました」などと報道されるわけです。

ただし、気象庁はあくまでも各地域ごとに指定された1本〜数本の標本木で判断します。例えば、東京の標本木は靖国神社にある3本で、このうち2本が基準に達すれば、それが東京の開花状況となるので、その地域の実状と必ずしも合致するわけではありません。

そもそも、気象庁の観測は、季節の遅れ進みや気候の違いなど総合的な気象状況の推移を把握するためですから、お花見情報を知るためのものではありません。そこで最近は、お花見情報として独自の調査方法で開花状況を発表する企業もあります。

また、標本木は基本的には染井吉野(ソメイヨシノ )ですが、染井吉野が咲かない沖縄・奄美地方では緋寒桜(ヒカンザクラ)、北海道の北東部では蝦夷山桜(エゾヤマザクラ)や千島桜(チシマザクラ)を観測します。

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