夏休み!親子でできる危機管理
 夏休みものこり半分。今回は、自由研究にも使える?かもしれない「親子で危機マップづくり」に挑戦してみましょう。
vol.2 危機マップをつくろう!
■危機マップってなに? イラスト
 最近、PTAや地域の皆さんの協力で、学校での危機マップづくりが盛んに行われるようになりました。これは、模造紙などに、学校を中心に地図を書き、「ここは、道が細くて何度も車に轢かれそうになった」「この公園でへんなおじさんに声をかけられた」「ここは昼間でも暗くてこわい」「ここの遊具は錆びていてギシギシいう」などといった情報をマーキングしながら、地図を作成するものです。これによって普段大人たちが知らない危機情報を子ども達から聞き出すことができます。さらにマップというかたちにすることで皆が危機情報を共有すること、パトロールルートの決定など安全対策の基礎情報とすることもできるため、効果的な危機管理の手法として注目されているもののひとつです。
 住み慣れた町を、お子さんと一緒にゆっくりあるきながら、身の回りの危険について考える機会として、この危機マップづくりにチャレンジしてみてはいかがでしょう。
■親子で作るという意味
 学校で作っているなら、わざわざ家で作らなくても・・・という方も多いはず。でも、あなたのお子さんの行動範囲が学校で作るマップの範囲だけとは限りませんよね。(例えば通っている塾の周辺など)また、自宅の周りや、お子さんのよくいく公園、お子さんと仲の良いお友達の家なども学校の危機マップですべて網羅することはできません。  家族が使うことを目的に、親子で危機マップを作ることによって、よりわが家、わが子にフィットした危機管理ができるのです。

例えば、こんな情報も書き込んでおけば、いざというとき役に立つでしょう。
イラスト
・地震で家が壊れた。会社に行ったお父さんとの待ち合わせ場所はココ。
・塾に行く自転車ルートは・・・、でも雨の日はこっち。
・公園で何かあったとき、助けてくれるのはココとココの家。
・わが家のルールで、近づいてはいけない場所はココ。
・この家には怖い人が住んでいる。
・ココの家の犬は手を出すと噛み付く。
・大雨が降ると、この道は歩けない。
また、危機情報ではないですが、
・いつもあそびに行く○○ちゃんの家はココ。ついでに電話番号も書いておこう。
・お父さんの好きなおつまみが売っているのはこのお店。
・お母さんの好きな景色は××時頃、ココからよく見える。
などもところどころに書き込んでおくと、殺伐としたマップ作りも楽しくできますね。
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■実際にやってみよう
さて、ここからは具体的な例をもとに、説明します。
手順1)まず、子どもとの情報交換から。
 親子で町に出る前に、まず子どもと話をしてみると良いでしょう。子どもが、どんなことをあぶない、こわいと感じるのか?どこが安全だと思っているのか?それはなぜか?など事前に話してみることで、今まで気にもとめなかった危険が見つかるかもしれませんし、逆に、子どもの思い違いや大人との感覚のズレに気付くかもしれません。これらが分かると、実際に町に出た際に、それらを大人が確認したり、子どもに考えさせたりするチャンスを逃すことが少なくなります。

手順2)出かける前にそろえよう。
 子どもとの話の中で、ある程度の情報共有ができたら、次に、マップ作りの範囲やルートを決めましょう。一日ですべてを回ろうとせず、今日はこのルート、次はここ。と何回かに分けながら行うとさらに良いでしょう。  町に出る際は、場所をマークできるよう、地図とメモ帳を忘れずに。デジカメやカメラ付携帯電話もあると便利です。

手順3)子どもに問いかけながら、町を歩こう。
 ルートに沿って、ゆっくりと歩いてみましょう。スピードはいつのも半分で。建物や自然環境、交通量や騒音など上下左右に気を配りながら、五感を駆使して普段は感じられないものに出会ったら、その気付きを口に出して、子どもと共有してください。  子どもには、「ここで向こうから車がきたらどうする?」「ここの路地でもし人が倒れていたら?」など具体的な問いかけをしながら考えさせるように仕向けて見ましょう。もちろん、危険だと感じることがあったら、メモや写真撮影をしておきます。その際、地図のほうにもマーキングし、あとで場所とメモや写真がつき合わせられるようにしておきましょう。

手順4)忘れないうちに地図を作成。
 その日のうちに、気付いた点は地図にプロットしておきます。マップの大きさは目的に応じて自由に。小さいものを作る場合は、文字スペースが小さくなりますから、色や記号を決めてから作ってみましょう。

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■作りっぱなしはダメ
 危機マップは1回作って終わりというものではありません。同じ場所でも、歩く時間帯や季節によって状況は異なります。また、防犯や防災など危機の種別によっても、携帯用か掲示用かなどの使用目的によってもマップの作りかたが違ってきます。
 一度にすべてをそろえようとするのではなく、日常の生活のなかで目配りの習慣付けができるようになれば最高ですね。

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※学びの場.com[学校の危機管理]コラムより転載 <http://www.manabinoba.com>

須藤綾子 執筆:須藤綾子
クライシスインテリジェンス所属。現在、危機管理・安全管理コンサルタントとして学校の安全管理および子どもの安全に関する指導、助言を行っている。
監修:浅利眞
危機管理・セキュリティーコンサルタント。有限会社クライシスインテリジェンス 代表取締役。
陸上自衛隊に約7年在籍。在籍中、民間の危機管理体制の不備に強い問題意識をもつようになり、民間レベルでの危機管理を支援できる企業を創設したいと考え、クライシスインテリジェンスを設立。現在、マニュアルの作成や犯罪危険地図の作成等を通じて学校の危機管理を支援している。
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。コンテンツの無断転用を禁止します。
2008 学びの場.com 事務局




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