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旬のたべもの図鑑

注目の食材―

ニシン(鰊)

ニシン(鰊)
収穫時期
旬は3〜5月
主な産地
北海道など
 ニシンはかつて、「春告魚(はるつげうお)」とよばれていたほど、春によくとれた魚だよ。
ニシンは、えど時代から人々に親しまれていた魚で、明治時代には、ニシン漁を手がけるあみ元がりっぱなやしきをたてたほど、ニシン漁は盛んだった。たてたやしきは「鰊御殿(にしんごてん)」とよばれ、北海道の小樽などでは、現在、観光名所になっているよ。
 ごてんがたつほど、その昔、北海道の日本海沿岸には、春になるとニシンの大群がおし寄せてきたそうだ。たくさんとれたニシンは、多くを「身欠き(みがき)ニシン」というひものに加工し、にものやつけもの、ニシンそばなど、全国各地でさまざまな料理に用いられた。正月に食べる「昆布巻き(こぶまき)」も、身欠きニシンをコンブで巻いたものだよ。
 海流の変化がえいきょうしてか、近年、日本のニシンの漁かく量は激減し、ニシンは高価な魚になってしまった。同時に、ニシンの卵のカズノコ(数の子)も、輸入だのみに。正月に食べる数の子の多くは、カナダやアイルランド、ロシアなどからやってきているよ。
 数の子は、子孫はんえいを願い、正月のおせち料理に欠かせない食材だけど、世界各地でニシンは食べても、卵の数の子まで食べるのは日本人だけなのだとか。長い間、日本人にとって、ニシンは身近な魚だったんだね。

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