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里山(Satoyama)
日本の農村では、古くから田んぼや畑、ため池などの人がすむ集落と、山や森林、川などの自然が一体となっていました。このように、人の営みと自然がともにあるところを里山といいます。深い山林とはちがい、里山には人がくらしているところならではの生態系があり、カエルやメダカ、ホタル、トンボなど、いろいろな生き物がすんでいます。

里山でくらす人は、必要なものの多くを身近な自然から得ていました。まきひろいや山菜とり、堆肥(たいひ)づくりなどです。そのような人間のはたらきかけを通じて、里山ならではの自然が守られてきました。しかし、石油や電気など新しいエネルギーの登場をはじめとする近代化によって、人と里山のつながりはうすれ、多くの里山があれてしまいました。最近になって、豊かな生態系や人と自然とのかかわりなど、里山のもつ価値があらためて認められるようになり、里山を守ろうとする動きがさかんになっています。