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プルトニウム(Plutonium)
プルトニウムは、自然界にほとんど存在しない物質で、元素記号はPu、原子番号は94です。原子番号が同じで質量のちがう物質のことを同位体といい、プルトニウムの同位体である232から246のすべてが放射性物質です。なかでもプルトニウム239は、かく燃料として原子ろなどで使われます。プルトニウムが出す放射線の強さが半分にへるには、2万4000年以上というとても長い時間がかかります。プルトニウムは、人の体の中に取りこまれると骨やかんぞうにたまりやすく、体の外に出されにくいため内部ひばくが心配されています。

いま、世界の大気中にあるプルトニウムのほとんどは、かく実験や原子ろの事故によってまきちらされたものです。また、福島で事故を起こした原子ろのまわりでも、プルトニウムが見つかっています。日本は、原子ろで燃えのこったウランやプルトニウムを再処理して、かく燃料としてもう一度使う「かく燃料サイクル」を進めようとしています。しかし、プルトニウムはかく兵器の原料としても使えるという理由で反対する人は少なくありません。