エコワード

赤潮(red tide)
特に春から夏にかけて、気温が上がり日照時間が長くなると、水中のプランクトン、特に植物プランクトンが大量発生し、水の色が赤かっ色・茶かっ色などに変色します。こうした現象のことを赤潮といい、赤潮の原因になる植物プランクトンは約200種類ほど存在しています。生活はい水などが海へ流れこむことでちっ素やリンなどの栄養塩類が多くなりすぎ、プランクトンが増える現象を「富栄養化」といい、この富栄養化が赤潮発生の原因のひとつです。

大量発生したプランクトンは水中の酸素を大量に消費します。また、その死骸が海底にたまり、分解過程で酸素を消費することで生物が生きられなくなる無酸素状態となることも大きな問題です。赤潮は、工業化や人口集中の激しい北半球の内海によく発生していましたが、最近では、発生場所が世界的に拡大しており、漁業や海草などの養しょく業に大きなダメージを与えています。