DNAが細胞の遺伝物質,RNAはDNAの機能を助ける。


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 細胞に含まれる核酸には,デオキシリボ核酸(DNA)リボ核酸(RNA)があります。一般的にDNAが細胞の遺伝物質で,RNAはDNAが機能するのを助けています。DNAはとてつもなく長い分子で,ねじれたはしごのような形をしています。縦方向には糖とリン酸基が交互に並んでいます。でも,DNAが遺伝情報を運べるのは,はしごの踏み板部分のおかげなのです。踏み板は,窒素を含んだ4種類の塩基,アデニン(A),チミン(T),グアニン(G),シトシン(C)からなります。そしてDNA二重らせんの片方に1列に並んだ塩基の順序(たとえば,AACGTTGCA)が遺伝暗号になっています(第6章にも説明があります)。


  Aは必ずTと,Gは必ずCと結合するので, DNAは自己複製が可能なのです。つまり,細胞分裂のときには,塩基対を結びつけている弱い結合が切れてDNA二重らせんがファスナーを開くようにはなれます。このとき一本鎖状態になったDNAに,塩基(単糖とリン酸基がついている)が新たにもとと同じ順序で並んで結合するのです。