No.247

交通・運輸

マーシャラー・エアカーゴ

旅客機の誘導や世界の物流を支えるプロフェッショナル

マーシャラー・エアカーゴの仕事

   
 飛行機が着陸する時に、2本のパドルで機体を誘導(ゆうどう)する人を見たことがありませんか。 
 機体を飛行機の置き場所である駐機場(ちゅうきじょう)に誘導する人をマーシャラーと呼びます。2本のパドルを決められた合図に従って動かし、誘導します。機首の向きを示す動作、停止を示す動作、直進を示す動作など、決められた動作を確実に示しながら、パイロットが操縦しやすいようにゆっくりと誘導します。マーシャラーは、いつもマーシャラーの仕事をしているのではなく、飛行機がいない時は貨物を運ぶといった、航空会社の地上での仕事に従事している場合がほとんどです。 
 カーゴというのは航空貨物のことです。このカーゴや乗客の手荷物、郵便物などを飛行機まで運ぶのが、エアカーゴの仕事です。航空貨物は、行き先別に仕分けされて専用コンテナに積みこまれます。重い物や大型貨物は、専用のバレットにのせられます。これらの貨物は、あらかじめ重さが計られており、その重さに従って飛行機のバランスを考えながら積みこんでいきます。エアカーゴは、空港を舞台(ぶたい)に世界の物流を支えるプロフェッショナルです。

マーシャラーにインタビュー

 初めて飛行機に乗った小学生の時、大きな飛行機に向かって何やら両手をふっている人を見ました。父に聞いても答えてくれませんでした。あとで、父が航空会社に電話して、マーシャラーという仕事のことがわかったのです。近代的な大きな飛行機なのに、小さな人間の誘導で動かされている状態に、何ともいえない親近感を覚えたのだと思います。それ以来、絶対マーシャラーになると思い続けてきました。マーシャラーになるためには、航空会社に就職しなければなりません。面接で、とにかくマーシャラーになりたいとうったえ、入社できました。実際に飛行機の誘導するまでには、厳しい訓練があります。誤ったパドルの動きをすると、バイロットは迷います。もちろん、事故にならないように何重にも安全策は取られていますが、とにかく正しい誘導が行えるように気をはってがんばっています。