No.225

料理・グルメ

製菓衛生師

食品科学の専門知識を有し、安心なお菓子を提供する

製菓衛生師の仕事

   
 みんなは、お菓子(かし)が好きですね。子どもが食べても安全なように、菓子製造の工程で体に悪い添加物(てんかぶつ)などが使われていないかどうかをチェックするのが、製菓衛生師の仕事です。科学技術の発達によって、食品に使われる合成着色料や合成保存料などは、ますます数が増えて複雑になっており、体に安全かどうかはっきりしないものも多くあります。 
 そこで活躍(かつやく)するのが、製菓衛生師です。人体の健康を損(そこ)なうような物質をチェックするわけですから、食品学や栄養学、衛生に関する法律や、科学的な知識なども必要とされる重要な仕事を行います。危険のない、おいしい菓子をみんなに届けてくれる、食品のガードマンの役割をする仕事です。主に、菓子メーカーやホテル・レストランなどの製菓部門で働いています。製菓衛生師は、国家資格で、洋菓子技術者だけでなく、和菓子技術者もこの資格で多く活動しています。菓子技術者として働くには、この資格が必要なわけではありませんが、資格を取ることで仕事場での評価が高まります。

製菓衛生師にインタビュー

 子どもの時からお菓子作りが好きでした。絶対お菓子やさんになろうと思っていました。 
 製菓専門学校で勉強し、希望どおり菓子製造会社に就職できました。4年前に、製菓衛生師の資格を取りました。今は、洋菓子部門のサブチーフです。ケーキが好きといっても、仕事となるといろいろ大変です。新作ケーキの上にきれいな色のゼリーをかざりたいのですが、許可されている着色料の中には、気に入ったものがない。どんなに使いたい色があっても、許可されていなければだめです。いろいろ試(ため)してから、結局、天然のフルーツを使うことになったのですが、新作ケーキの特長があまりなくなってしまいました。まだまだ研究が足りません。近ごろ、子どもだけでなく、大人にもアトピーの人が増えてきました。アレルギーやアトピーの人が食べても影響(えいきょう)のない、おいしいケーキ作りに取り組んでいるところです。失敗ばかりですが、ここが製菓衛生師のうでの見せどころ。必ず完成させますから、楽しみにしていてください。