No.224

料理・グルメ

製パン・製菓技術者

アイデアとセンスを生かして心のこもったパンやお菓子を作る

製パン・製菓技術者の仕事

   
 町のパン店の前を通るといいにおいがしますね。できたてのパンを売る店も増えてきました。このパンを作っている人が、製パン技術者です。パン店のほかに、ホテルやレストランなどで働く製パン技術者もいます。パンを作るには、粉をこねてパン生地を作り、発酵(はっこう)させてから形を作り、しばらくねかせてから焼き上げるという工程をたどりますが、おいしいパンを作るためには、それぞれの工程に関する理解と製パン技術、食品管理についての専門知識などが必要になります。パンは、だれにでも焼けますが、製パン技術者には国家資格であるパン製造技能士の資格を持つ人が多くいます。 
 製菓技術者とは、菓子(かし)やケーキを作る人のことで、製菓店やホテル・レストランなどの製菓部門で働いています。専門学校で技術を習得したり、菓子作りの現場で修行しながら技術を身につけたりします。国家資格の菓子製造技能士や製菓衛生師の資格を持つ製菓技術者も多くいます。

製パン・製菓技術者にインタビュー

 わたしはフランス料理のシェフになりたくて、調理師専門学校を出てからフランス料理店に就職しました。その店では、店に出すパンを毎日焼いていました。パン作りの現場にふれているうちに、本格的にパン作りをやりたくなって、パン専門店に移って修行を始めたのです。10年修行して、お金をためて自分の店を持ちました。パンは生き物です。同じ材料を同じように配合しても、いつも同じパンができるわけではないのです。日本は、気候の変化が激しく、それに応じて使う水の量などを細かく調節するので、その日の天気予報は必ずチェックします。天気によって売上げも変わるので、作る量もしっかりと計算します。店の経営のために、売れ残りが出ないように作る数をコントロールするのが、パン作りより大変です。10時開店に合わせて、4時にはパン作りにかかります。朝の早い仕事ですが、好きなパンを毎日作ることができて幸せです。