No.219

健康・医療

薬剤師

薬の調剤に関するスペシャリスト

薬剤師の仕事

   
 病院やクリニツクなどで薬の調剤(ちょうざい=目的に合わせて薬を用意すること)を行ったり、薬の保管管理、薬局での薬の販売(はんばい)や製薬会社での新薬開発に向けての研究を行うのが、薬剤師の主な仕事です。命に直接影響(えいきょう)をあたえる薬をあつかう、責任重大な仕事です。具体的には、医師が書いた処方箋(しょほうせん)に従って薬を正確に調剤し、患者さんや家族に正しい飲み方を説明します。病院や診療所(しんりょうじょ)などの医療施設(いりょうしせつ)に設置された薬局や、町の薬局が主な仕事場です。このほかに、保健所や学校、そして製薬会社に勤務して、医療現場に医薬品の情報提供を行ったり、新薬の開発を行ったりもします。薬業界以外でも、食品メーカーや化粧品会社(けしょうひんがいしゃ)などで働く薬剤師もいます。 
 医薬品は、取りあつかいに注意しなければならないものが多く、薬の数もとても多く、危険なものも多いため、薬剤師の仕事は細心の注意力が必要とされます。薬剤師は国家資格です。

薬剤師にインタビュー

 薬局経営の親のもとで育ちました。店とすまいが続いており、家の中には、いつも薬っぽい、独特のにおいがありました。わたしは、このにおいが好きでした。薬科大学を卒業してから病院の薬局で5年間働きました。医師の処方箋に従って、指定の薬を指定の分量だけ調剤します。慢性(まんせい)の病気の時など、薬は2週間分出せることになっているのですが、お年寄りなど、せっかく来たのだから1ヶ月分出してと要求するかたなどもいて、多くの人に、薬がおよぼす体への影響をきちんと伝える必要があると、強く感じたのです。 
 今は、実家の薬局の薬剤師です。元々母親が薬剤師でした。新しいことが好きな人で、中国の漢方薬や西洋のハーブなどもいち早く取り入れ、自分で試(ため)してから店に置いていました。わたしも母の開拓精神(かいたくせいしん)にならって、町の薬剤師として、地域の人に薬のよさやこわさを伝えていけるようになりたいと思っています。