No.213

健康・医療

義肢装具士

リハビリ医療の中でも重要な役割を果たす

義肢装具士の仕事

   
 事故や病気などで体の一部が失われた人のために、義足や義手、歩行のための装具(体の一部分を補うもの)などを、必要とする人にきちんと合うように調節したりする人が、義肢装具士です。医学的な知識はもちろんのこと、装具製作に必要な工学知識も必要とされる専門家です。義肢装具士は民間の装具製作会社で働く場合がほとんどで、病院やリハビリテーション施設(しせつ)に出かけて仕事をします。医師によって義肢装具が必要とされた患者(かんじゃ)と直接会い、体のサイズを測ったり、型を取ったりして、よいと思われる義肢装具を選び、体にぴったり合うようにしっかりと調節します。ときには、義肢装具士自身が義肢装具を作る場合もあります。義肢装具士としての仕事は、義肢装具製作会社などに就職してから仕事を覚えていく場合が多いのですが、義肢装具士という資格を名乗るには、国家試験に合格する必要があります。

義肢装具士にインタビュー

 高校生の時に親類の人が脳血管の病気で倒(たお)れ、体の左側が不自由になりました。リハビリの歩行訓練で、左側のひざの下から靴(くつ)までを支える義肢装具をつけたのですが、慣れるにつれてとても歩き方がうまくなってきたのです。この装具をつけていない時は、左足は全く動かせないのです。 
 失われた機能を取りもどせる装具の働きに感動しました。この体験から義肢装具製作会社に就職したのです。体の不自由な人が、前に持っていた機能に近づき、生活上の不便さを少しでもなくしてもらえたらいいと思って、がんばっています。 
 義肢装具士の資格を取ることになりました。養成学校に通ってから試験を受けるのですが、これまで現場で身につけた技術をより合理的に使えるように、学問的な面でももっと自分を高めたいと思うので、勉強が楽しみです。