No.208

健康・医療

歯科技工士

患者一人ひとりの「歯」をつくる

歯科技工士の仕事

   
 歯は、健康にとって大事なものです。病気や事故、高齢(こうれい)などで歯を失ってしまったらどうしたらいいでしょうか。歯を作るしかありません。歯科技工士とは、歯科医師の指示に従って、入れ歯(義歯)やさし歯、かぶせる金属などを作ります。また、歯ならびや噛み合わせを正しくするための装置を作ったりもします。歯の状態が健康に大きな影響(えいきょう)をあたえることがわかり、また、歯ならびのよさが顔の印象をよくするといった見方も広く起こるようになり、歯科技工士の仕事はますます増えてきました。 
 歯に食べ物が引っかかったりして取れない時、とても気になって落ち着きませんね。口の中は、とても敏感(びんかん)な所なのです。その敏感な所に入れる歯を作るのですから、歯科技工士には高い技術力が必要となります。それとともに、見た目に自然歯と区別がつかないような人工歯の新素材開発なども、歯科技工士の大事な仕事です。歯科技工士は国家資格です。 
 歯科技工士の仕事場は歯科診療所(しんりょうじょ)や歯科医院が主ですが、独立した歯科技工所で働く歯科技工士も多くいます。

歯科技工士にインタビュー

 父親が歯科医師で、個人医院をしていました。兄が医院をついでいます。わたしは、物を作ることが大好きだったので、歯科技工士を選びました。 
 よい歯科医師というのは、優秀(ゆうしゅう)な歯科技工士や歯科衛生士に支えられているというのが、歯科業界の常識です。わたしは、歯科医師の兄のためにも、優秀な歯科技工士になってやる、と決めたのです。 
 歯科技工士になって15年ですが、まだまだ研究することがたくさんあって、毎日がんばっています。わたしは自分の歯科技工所を開いております。兄の歯科医院からの仕事も多く、この場合は自分の作ったものが患者(かんじゃ)さんにぴったり合うかどうか治療の場で確かめることができるので、仕事の満足感もより強く感じられます。