No.206

健康・医療

救急救命士

救急医療の最前線に立つスペシャリスト

救急救命士の仕事

   
 救急車で運ばれる人の心臓が止まるおそれがあったり、止まってしまったりした場合に、救急車の中で器具や機械を使った応急処置を行います。これを行うのが救急救命士です。 
 以前は医師でなければ行えなかった応急処置ですが、医師の治療(ちりょう)を受ける前になくなってしまう人が多かったため、平成3年に救急救命士法が作られてからは、国家資格の救急救命士免許(めんきょ)を持った救急隊員が行えるようになりました。 
 具体的には、呼吸の通り道である気道を人口呼吸などでしっかりと通したり、心臓への直接の刺激(しげき)で止まった心臓を動かす処置をしたりします。 
 救急救命士として働くには、国家資格の救急救命士免許を持ち、消防署や病院で勤務することになります。

救急救命士にインタビュー

 高校を卒業して消防官になりました。5年目に救急隊員として救急車乗務になり、現在にいたります。救急救命士となって3年です。実際に応急処置を行う機会はそんなにたくさんあるわけではないのですが、常に行えるように準備しておかなければなりません。お正月に、おもちをのどにつまらせたお年寄りの家族からの110番通報で出動。ほとんど呼吸停止の状態でしたが応急処置でおもちがとれ、命を取りとめました。翌日ご家族から感謝の電話をいただき、うれしかったです。処置が間に合わずになくなってしまうかたも多いのですが、救急救命士が乗るようになってから、助かる人の割合が確実に増えているのですよ。