No.202

健康・医療

はり・きゅう・あんまマッサージ指圧師

中国・西洋・日本の技術でツボを刺激して症状を改善

はり・きゅう・あんまマッサージ指圧師の仕事

   
 はり師、きゅう師、あんまマッサージ指圧師とそれぞれ独立した国家資格を持つ職種です。いずれも、薬物や外科的な手術を中心とする西洋医学とはちがって、東洋に古くから伝わる療法(りょうほう)を使い、体をよい状態にするのが仕事です。
 はりは皮膚(ひふ)の一定の点に針を刺(さ)して神経を刺激(しげき)し、きゅうは体のツボにもぐさを燃やして熱刺激をあたえ、人間の持つ自然に治ろうとする力を高めます。あんまマッサージ指圧は手・指を使って血のめぐりをよくし、こりをほぐすものです。体に負担がかからず、薬の影響(えいきょう)などの心配もないこれらの療法は、はっきりした原因がわからない痛みに苦しむ人やお年寄りの体調改善にも効果的で、近年改めて、そのよさが見直されています。これら職種の仕事場は、専門の開業院や病院・診療所(しんりょうじょ)、高齢者施設(こうれいしゃしせつ)が中心ですが、この資格を持ってスポーツトレーナーとして活動している人もいます。

はり・きゅう・あんまマッサージ指圧師にインタビュー

 すわってする仕事をしていたため、腰痛(ようつう)に苦しめられていました。整形外科に通っても痛みがすぐにぶり返して、泣きたいくらいでした。友人の紹介(しょうかい)である日、きゅうをしてくれる治療院に行ったのです。効果はすぐにあらわれました。腰(こし)の痛みが軽くなったのはもちろんですが、体全体がすっきりして軽く、気持ちもゆったりしたのです。 
 子どもにも手がかからなくなったし、何か人のためになることをしようと考えていたわたしは、そうだ、わたしもはり・きゅう師になろうと決めたのです。40歳(さい)で専門学校に入り、3年間通ってはり・きゅう・あんまマッサージ指圧師の資格を取りました。先生が紹介してくれた治療院で2年働いたあとに思い切って独立しました。自宅を改造して治療院を開業したのが5年前です。世の中には、病名のつかない症状(しょうじょう)で苦しむ人がどんなに多いことか。腰痛や体調不良の人に治療をし、その人が気持ちよさそうに帰る姿を見ると、開業して本当によかったと思いますよ。