No.201

健康・医療

臨床検査スタッフ

科学的な検査結果データを医師に提供

臨床検査スタッフの仕事

   
 臨床検査スタッフの職種として、臨床検査技師と細胞(さいぼう)検査士があります。臨床検査技師とは、診断(しんだん)・治療(ちりょう)に必要な医学検査を行う専門家のことで、医師の診断の材料になる検査結果を出すのが仕事です。医師の指導監督(かんとく)の下に検査技師は、微生物(びせいぶつ)や血液の検査、心電図、脳波検査といったはば広い検査を行い、データを出します。 
 臨床検査技師の仕事をもっと細かくした専門分野の仕事をするのが、細胞検査士です。細胞の検査を専門に行うスペシャリストで、治療が難しいガンなどの病気を治すのに役立つ重要な仕事をします。どちらの職種も、医療の高度化が進む医学の世界で重要さが増している職業です。臨床検査スタッフの仕事場は、病院や研究所の検査室がほとんどですが、病院などから頼(たの)まれて検査を行う民間検査センターなどもあります。 
 臨床検査技師は国家資格で、この資格を取った人や衛生検査技師の人が、細胞検査士の資格を得ることができます。

臨床検査スタッフにインタビュー

 大学の薬学部出身です。子どもの時から細かい作業をするのが大好きでした。きっちりした性格とまわりにいわれます。薬学部の授業で臨床検査論を学んだ時、ああ、この仕事はわたしに向いているのではないか、と感じました。民間の検査センターで働き始めて8年です。細胞検査士の資格も取りました。時には一日中顕微鏡(けんびきょう)をのぞくのですが、ミクロの世界にふれるのは楽しいですよ。肉眼では見えない世界の動きの不思議さは、見ていてあきることがありません。ガンの疑いがある人の検査をしていて、ガン細胞が発見されなかった時など、心からよかったと思います。 
 ほんのちょっとした見落としが医師の診断をくるわせてしまうこともあるわけですから、何よりも正確さが求められる仕事です。目を使う仕事ですから、視力が落ちないように気をつけてがんばります。