No.200

健康・医療

メディカルエンジニア

ハイテク医療機器の開発から保守・管理の指導まで

メディカルエンジニアの仕事

   
 人間の生活の中で、機器(機械や道具)の進歩は目覚ましいものがあります。医学の分野でも、次々と新しい高性能の機器がつくり出され、人々の命を救うのに役立っています。
 メディカルエンジニアとは、そのように次々とつくり出されて医療(いりょう)の現場で使われている機器を、安全に正しく運用するハイテク技術者のことです。医療機器の種類はさまざまで、病気の判断に役立つ心電図や内視鏡(ないしきょう)、レントゲン装置などや、人工呼吸器、人工心肺装置、人工透析装置(じんこうとうせきそうち)といった、治療(ちりょう)に直接使われているものなどがあります。みんながよく知っている体温計も、医療機器のひとつです。
 医療機器を操作する人に臨床工学技士(りんしょうこうがくぎし)がいますが、主に人工呼吸器などの生命を維持(いじ)する機器を扱(あつか)うのが仕事です。メディカルエンジニアは、臨床工学技士が操作する機器に加えて、より広い範囲(はんい)の種類の機器を扱います。メディカルエンジニアは、電気・電子の知識や医学的な知識も必要な仕事です。メディカルエンジニアの仕事場は、医療機器メーカーや販売会社(はんばいがいしゃ)が主で、メーカーでは、開発の仕事にもかかわります。特に資格は必要ありませんが、臨床工学技士の資格を持つ人が多く働いています。

メディカルエンジニアにインタビュー

 小さい時から機械いじりが好きでした。でも、車のエンジンとかではなく、カメラや顕微鏡(けんびきょう)といった精密機械が好きだったのです。中学の時、父親のパソコンを分解するという、大変なことをしてしまいました。精密機械がいじりたくて大学の理工学部に進んで勉強しました。
 宇宙旅行に必要な機械にも興味があったのですが、人間の命を救う機械をつくってみたかったのです。医療機器メーカーの開発部で、より性能の高い医療機器をつくりたいと、研究に打ちこんでいます。ときには、自分が開発にかかわった機械を病院にすえ付ける時、いっしょに行って、機械が実際に動いている状態を確認(かくにん)したりします。メディカル分野での機器の進歩には、すばらしいものがあり、勉強を重ねる日々です。