No.175

健康・医療

カウンセラー

「心理学」を用いて悩み事の解決を手助けする

カウンセラーの仕事

   
 現代社会では、自分の身にいつ何が起こるかわからないという不安から、ふだんどおりの生活ができなくなってしまう人が増えています。このような人たちの不安やなやみの相談にのり、問題解決の手助けをするのがカウンセラーの仕事です。 
 カウンセラーはふつう、心理学という学問を使って問題を解決します。そのため、カウンセラーの多くは、大学や大学院で心理学を勉強した専門家で、臨床(りんしょう)心理士という公的な資格を持っています。それ以外に、民間の資格で活動するカウンセラーもいます。 
 これまでのカウンセラーの仕事場のほとんどが、病院や福祉(ふくし)関係施設(しせつ)、教育関係機関などで、みんなの生活の場でカウンセラーが働くということは、ほとんどありませんでした。 
 ところが、なやみの種類が増えたため、カウンセラーの仕事の場も増えてきました。若い人たちの心のなやみに対応する思春期カウンセラー、働く人の心の健康を守るための産業カウンセラーなどで、どちらも民間の資格があります。また、子どもを守るスクールカウンセラーも始まりました。あなたの学校にもすでにいるかもしれませんね。

カウンセラーにインタビュー

 わたしは、スクールカウンセラーを始めて5年目で、週1回小学校に行き、小学生のなやみや相談に対応します。いじめにあったり、学校に行きたくないといった問題を持っていたりする子どもたちのなやみは深く、わたしの心も痛くなる思いがします。 
 一対一で話したり、時には全校生徒の前で話したりすることもあります。学校の外で起きた事件でみんなが不安を感じるのではないかといった場合には、決まった日ではなくても学校に行き、みんなの気持ちが落ち着くような取り組みを考えたり、見守ったりします。 
 みんなの中で、お父さんやお母さんにもなかなか話せないなやみがある人は、わたしのようなスクールカウンセラーに思い切ってお話ししてみてくださいね。きっと気持ちが落ち着くと思いますよ。