No.169

福祉

介護美容師

訪問美容サービスで高齢者をサポート

介護美容師の仕事

   
 介護が必要なお年寄りの髪(かみ)をカットしたりする、美容師の仕事です。介護美容師になるには、まず専門学校で勉強して、美容師の国家資格を取らなければなりません。また、介護に関して専門の知識を得るために、ホームヘルパー2級や介護福祉士(かいごふくしし)の資格があるとよいでしょう。現在では、美容師であれば介護美容師の仕事ができます。しかし、お年寄りのベッド移動や車椅子介助(くるまいすかいじょ)など、ホームヘルパーとしての介護の知識は必要になります。 
 介護が必要なお年寄りに、心身のケアや情操面のケアも求められる仕事なので、美容師としてのサービス以上の気配りが必要な職業です。美容師養成の専門学校の中には、美容師の勉強とともに、介護福祉士やホームヘルパーの講座のある学校もあります。地域によっては、美容師資格だけでは介護美容師ができない場合もあります。将来のためには、ホームヘルパー2級や介護福祉士の資格を取得しておいたほうがいいでしょう。介護美容師は、高齢化社会(こうれいかしゃかい)の中で、大きなやりがいのある仕事です。今後も、ますます社会から必要とされる仕事になってくるでしょう。

介護美容師にインタビュー

 いくつかの美容室で経験を積んで、やっと一人前の美容師となり、いろいろな勉強をしながら、いそがしい日々を送っていましたが、ある日、祖母が病気で倒(たお)れてしまいました。入院した祖母を何度か見舞(みま)いに行きました。祖母が少し元気を取りもどし、安心したところで、ふと思いました。祖母の髪がだいぶ乱れているので、きれいにしてあげようと……。翌日、髪を清潔にし、カットしてあげました。祖母は、大変喜び見ちがえるほど元気になり、家へ帰ることができました。祖母と同じように、多くのお年寄りが、病院や老人福祉施設(ろうじんふくししせつ)、自宅などで美容師を必要としているのではないでしょうか。そののち、介護について勉強し、介護ヘルパーの資格を取り、介護美容師となりました。毎日が、やりがいのある仕事で幸せだと思います。