No.158

植物

林業従事者

山や森林の恵みから木材を切り出す

林業従事者の仕事

   
 小さな苗(なえ)を植えつけ、大きな木に育てあげるまでには、雑草や、木にからみつく、つる草を取り除いたりして、手入れをしなければなりません。林業には、これらの植林や育林の仕事のほかに、木を伐採(ばっさい)して材木にしたり、集材、運材などの仕事もあります。どれも、森林を維持(いじ)し、生かしていくうえで、大切な仕事です。これらの仕事は、機械や重機などを使うことも多く、熟練した技能や安全面での意識が必要になります。また、山で仕事をするので、冬の寒さや夏の暑さの中で働かなければなりません。現在、林業の仕事をする人の高齢化(こうれいか)や減少傾向(げんしょうけいこう)が問題となっています。しかし、環境破壊(かんきょうはかい)の進む今日にあって、森林の存在は重要視されています。このため、各地方自治体では、林業の仕事に関しての相談窓口を設けて、就業相談にのったりするなどの方針を取っています。 
 林業従事者の仕事をするには、特に資格は必要とされません。しかし、大型の特殊車両(とくしゅしゃりょう)で、切り倒(たお)された木を集めたり、運んだりするので、それらの運転免許(うんてんめんきょ)があると有利でしょう。学校卒業後、森林組合や林業の関連企業(かんれんきぎょう)などの採用試験に合格すれば、この仕事に従事することができます。

林業従事者にインタビュー

 わたしは、この林業の会社に入って3年になります。もともと、山が好きだったので、この仕事を選びました。でも、夏の暑さや冬の寒さはこたえますね。経験した人でないと、このつらさはわからないと思います。夏など、あせがどっと出て、初めのころは、体重が4キロ近くも減ってしまいました。でも今は、先輩(せんぱい)から、こまめに休憩(きゅうけい)をとって、エネルギーを補給する方法や、ばてない仕事の仕方を教わって、少しは慣れました。チェーンソーの使い方にしても、効率よく使いこなせるようになるには、何年もかかるんですよ。どれも熟練が必要で、気のぬけない仕事ばかりですけれど、先輩の温かいはげましのおかげで、なんとかここまでこれました。この仕事の魅力(みりょく)は、それぞれの作業はどれも同じなんですけど、現場が変わると、全然ちがったイメージで仕事できるところですね。自然が好きな人にはやりがいのある仕事です。