No.141

建築・不動産

非破壊検査技術者

建物や設備の内部を調査し、安全を確保する

非破壊検査技術者の仕事

   
 非破壊検査とは、建物や乗り物をこわさずに、内部の傷や弱った部分を探すことをいいます。この検査の専門家が、非破壊検査技術者です。非破壊検査には、放射線・超音波(ちょうおんぱ)・磁気(じき)・赤外線などいろいろな技術が使われます。 
 建物や乗り物は、使い続けるうちに少しずつ内部の部品が古くなって傷ついたり、部品と部品をつないだところが弱ってきたりします。このような場所を確実に見つけて直していけば、建物や乗り物を安全に長く使い続けることができます。また、建物や乗り物の部品を新しく造った時に非破壊検査をし、合格した部品だけを使うようにすれば、信頼性(しんらいせい)の高い建物や乗り物を造れます。 
 非破壊検査は、ビルやマンション・橋・工場・原子力発電所・飛行機・鉄道など、いろいろなものの検査に使われています。非破壊検査技術者の資格は、資格試験に合格してから実務経験を積んだ人が取れることになっています。検査会社などで働きながら資格取得を目ざしましょう。

非破壊検査技術者にインタビュー

 ガス会社で工場の設備を検査しています。工場内には、非常に高い圧力を使ってガスをためている容器や、大きなガスタンクなどがあります。これらに見えない傷がないか、古くなった金属が弱っていないかといったことを調べるのが仕事です。いつかは使えなくなったりこわれたりする物なんですが、非破壊検査で点検していれば、突然(とつぜん)こわれて事故を起こすようなことは防げます。 
 検査の仕方はいろいろありますが、わたしの専門は検査用の液体を流すことで、傷やきれつを探す測定方法と、超音波を使ってタンクのかべの厚さなどを測る方法です。長く使っているタンクのかべやパイプの中などは、少しずつ減ってくるんです。ある程度以上にうすくなっていたら、修理をするか、部品の交換(こうかん)が必要ですね。