No.084

ファッション・美容

パタンナー

洋服の型紙“設計図”を創作する職人

パタンナーの仕事

   
 服の型紙を作る人をパタンナーと呼びます。ファッションデザイナーのかいたデザイン画をもとに、そのイメージを読み取り、布を裁断するもとになる型紙を製作します。また、デザイナーの意図を実現するための縫製(ほうせい)仕様書を作り、生産工場との打ち合わせをします。そのため、ファッションセンスが優(すぐ)れていることはもちろん、いろいろな素材や縫製技術の知識が必要です。 
 パターンは洋服の設計図なので、少しの誤差がシルエットのちがいになります。大量生産をするためのもとになる型紙にミスがあれば、大きな損害が発生するため、その責任は重大です。パタンナーを目ざすには、短大や専門学校で技術の基礎(きそ)を学び、それから、メーカーなどの採用試験を受け、企業で働きます。経験を積み、技術と感性をみがいてから独立し、注文によってコレクションデザイナーなどと組んで仕事をしたりできるようになります。 
 最近では、コンピュータによるパターンメーキングが増えており、その能力も求められるようになりました。

パタンナーにインタビュー

 平面で裁断された布が、立体的に仕上がっていく過程に興味があり、パタンナーになりました。メーカーに就職して実感していることは、学生時代に学んだ基本の大切さです。資格として、パターンメーキング技術検定や洋裁技術検定があり、そのために勉強したことが、今、役に立っています。自分が製図した型紙で縫(ぬ)われた製品がきれいにできあがってくるとうれしくなりますが、ここは、もう少しちがうイメージにしたかったなど、落ちこむこともあります。そういう時は、縫製の現場に自分の意図やイメージを伝えられなかったことを反省し、次への教訓とします。多くの人たちとコミュニケーションをとることも、この仕事の重要なポイントなのです。 
 街のウインドウで自分が担当した服を見ると、とてもうれしく、「よし、がんばろう」と思います。