No.077

ファッション・美容

服飾デザイナー

身につけるものをトータルコーディネート

服飾デザイナーの仕事

   
 服飾デザイナーは、ファッションデザイナーといっしょに、帽子(ぼうし)や靴(くつ)、バッグをトータルなファッションとして考え、作り上げていくデザイナーです。どれも、材質はもちろん、スタイルや流行を考えてデザインしていきます。素材として革を使う場合には、特長やあつかい方、制作のテクニックなどを身につけている必要があります。そのためには、関連のコースを持つ専門学校で学び、同時に、デザインの知識や発想力、トレンド(風潮)に対応する企画力(きかくりょく)も学びます。 
 卒業後の就職先としては、ファッションメーカー、ブティック、アトリエなどがあります。なかには、企業(きぎょう)と契約(けいやく)し、フリーで活躍(かつやく)する服飾デザイナーもいます。オーダーメイドの場合は、お客様が何を求めているのかを理解するコミュニケーション能力も必要とされます。多くのデザイナーは、それぞれ得意な分野に進み、帽子デザイナー、靴デザイナー、バッグデザイナーに分かれることもあります。海外の工場とやりとりすることもあり、活躍の場が日本にとどまらないのもこの仕事の魅力(みりょく)です。

服飾デザイナーにインタビュー

 わたしは、専門学校を卒業したあと、イタリアに留学し、靴作りを学びました。ヨーロッパでは靴を作る人は社会的な地位が高く、有名デザイナーになるとマイスターとして高く評価されているのです。帰国してシューズメーカーに入りましたが、はきごこちのよい、つかれない靴を目ざしているうちに、ある障がい者のかたと出会いました。今は、ドクターからの指示や障がい者のかたの意向をうかがい、症例(しょうれい)にあった最適な形の靴を作っています。微妙(びみょう)な調整や修理もします。患者(かんじゃ)さんに喜んでもらえるやりがいのある仕事です。また、外反母趾(がいはんぼし)の患者さんのウォーキングシューズを作ることもあります。 
 最近は健康ブームで、オーダーを受けて作る「靴の仕立て屋さん」的デザイナーのニーズが高まっているようです。