No.073

芸能

芸術家

心に感じたことを、人の心にひびくように表現する

芸術家の仕事

   
 芸術とは心に感じたことを、人の心にひびくように表現することです。その表現の手段によって、芸術家は、文学者、音楽家、美術家……と、呼び方が変わります。その手段をさらに細分化していけば、また呼び方が変わってきます。文学者ならば、詩人、俳人、歌人、小説家……などと呼ばれますし、音楽家なら、作曲家、ピアノ演奏家、歌手……、美術家ならば、画家、版画家、彫刻家(ちょうこくか)、工芸家……、などとなります。 
 芸術家になるには、先生に弟子入(でしい)りして修行したり、大学や専門学校に行って、基礎(きそ)を勉強したりすることも大切ですが、他の職業とちがって、それで将来が約束されるものでもありません。文学賞や音楽コンクール、美術展などに応募(おうぼ)して、新人賞や大きな賞を取るのが、近道です。また、出版社や画商に直接売りこんでみたり、芸術の団体に所属したりするのも方法です。

芸術家にインタビュー

 書道家です。大きな団体に所属していて、展覧会にも出品していますし、書をたのまれて書いたりもしていますが、今は、書を書くだけでは、暮らしていけません。家で書道塾を開いています。また、近くの県立高校で書道の講師もしています。プロの書道家ではありますが、まだまだ一人前の芸術家とはいえません。早く、書で世の中に認められたいと、日々、精進しております。 
 わたしが得意なのは行書です。王羲之(おうぎし)という、古代中国の書の神様と呼ばれている人がいますが、わたしは大好きで、台湾(たいわん)の博物館まで見に行きました。本物は残っていなくて、今あるのは、すべて模写(もしゃ)なのですが、それでもすばらしいものです。王羲之を見て、自分などは芸術家じゃないよなぁ、と思って落ちこんだり、よし、せめて足元くらいには追いついてやるぞと、ファイトを燃やしたりしています。