No.071

文章・言葉

小説家

読者を非日常の世界に誘う、物語創作者

小説家の仕事

   
 さまざまなテーマで、読む人を非日常の世界に連れて行くのが小説家です。小説のジャンルは、推理、ホラー、SF、科学などいろいろあり、あげていけばきりがありません。小説家は、何をどう書きたいかというテーマをいっぱい持っていることが必要です。 
 小説家になるには、文の書きだしから最後までをじっくり考えるなど、具体的なテクニックもありますが、まずは、毎日文章を書いてみることです。そうすれば、自分が小説家に向いているかどうかがわかります。同人誌に所属して、自分の作品を仲間に批評してもらうのもいいでしょう。そして、書いた原稿(げんこう)を文芸雑誌などが募集するコンクールに応募したりします。最近では、高校生が小説を書いて大きな賞を受賞し、小説家になったりもしています。 
 新人賞を受賞すると、出版社から二作目の依頼(いらい)がきます。この時、手元に書きためた小説のストックがあると、すぐに発表できます。二作目が読者に認められた時、単行本や新聞、週刊誌などからの依頼もくるようになり、一人前の小説家として認められるのです。

小説家にインタビュー

 わたしが文章を書き始めたのは、大病がきっかけでした。このまま死んでしまったら、わたしという人間が、この世に生きていたあかしがなくなってしまう。なんとか、わたしが生きていたというあかしをこの世に残したい、と思ったからです。これを書き残さないでは死ねない、という思いもありました。何回も書き直し、病気が治ったとき、出版社に持ちこんでみました。編集のかたが親切にも読んでくださったのですが、そこで、一人よがりの文章を書き直ししました。それでも、あっさり出版ということにはならず、コンクールの応募をすすめられたのです。結果は次点でしたが、二作目の依頼がありました。しかし、それは評判にならず、そこから長いトンネルがありました。昨年ようやく、自費出版した本が賞をいただき、一人前の小説家になることができたのです。