No.026

法律

法務教官・刑務官

非行を犯した者を心身共に健全に社会復帰できるよう指導

法務教官・刑務官の仕事

   
 法務教官は、少年院・少年鑑別所(かんべつしょ)に勤務し、非行を犯してそれらの施設(しせつ)にいる少年の教育や指導を行います。少年鑑別所は、家庭裁判所が少年への審判(しんぱん)を行うために、少年を一時的に収容し、少年が非行に走った原因などを見きわめるための施設です。法務教官は、少年たちの心の安定を図りながら、それぞれの少年がかかえている問題をさぐり、相談や助言を行います。少年院は、少年を立ち直らせるための教育を行う施設です。法務教官は、少年が自分自身を見つめ直す手助けをしたり、少年に教科を教えたり、少年が施設を出たあとで職業につくための訓練を行います。 
 刑務官は、刑務所・少年刑務所で受刑者の指導にあたり、社会復帰をうながします。または、犯罪の疑いが持たれている被疑者(ひぎしゃ)が収容される拘置所(こうちしょ)に勤務し、被疑者が逃走(とうそう)したり、犯罪の証拠(しょうこ)をかくしたりしないようにするとともに、被疑者が公正な裁判を受けられるよう配慮(はいりょ)します。

法務教官にインタビュー

 わたしたちの仕事でいちばん大切なことは、少年たちが施設を出たあとで、二度と非行をくり返さずにすむように手助けをすることです。施設の中では自分がしてきたことを深く反省して、とてもまじめに暮らしていた子が、施設を出て以前と同じ環境(かんきょう)にもどると、再びあやまちを犯してしまうということが少なくありません。そんなときは、施設にいる間に自分がその子にもっとしてやれることはなかったのだろうか、という思いが頭からはなれず、くやしくてなりません。 
 反対に、施設を出た子がしっかり立ち直って、「おかげさまで、元気に働いています」などという手紙をくれたりすると、思わずなみだが出るほどうれしくなります。この仕事をしていて本当によかったと思えるのは、そんなときです。