No.022

企業・経営

マーケットリサーチャー

商品開発と販売促進に欠かせない調査のプロ

マーケットリサーチャーの仕事

   
 企業(きぎょう)がどんな商品を作り、どういうふうに宣伝して、どんな値段で、どのような手段で売ればたくさん売れるか、ということを考える活動をマーケティングといいます。マーケティングは、新しい商品を開発したり、発売したりするときには欠かせない、企業にとってとても重要な活動です。そのため、多くの企業が、マーケティングに取り組む部門を持っていますし、企業からの委託(いたく)を受けてマーケティングを行う専門の会社もあります。 
 マーケティングの目的で、消費者の動向などについて調べることを、市場調査、またはマーケットリサーチといいます。この仕事にたずさわるのが、マーケットリサーチャーです。マーケットリサーチャーは、市場調査のために行うアンケートの項目(こうもく)を決めたり、アンケートで得られた調査結果を分析(ぶんせき)したりします。その結果をふまえて、企業は次にどんな商品を開発するか、あるいは、今売っている商品をこれからどのように宣伝していくか、などを決定するのです。

マーケットリサーチャーにインタビュー

 わたしは、ある広告代理店で、マーケット・リサーチの仕事をしています。アンケートをとるのは、マーケット・リサーチのための有力な手段ですが、ただ、アンケートの結果だけをながめていてもしかたありません。その結果からは、いったいどういう意味が読み取れるのか。それを見きわめることのほうが重要です。そのためには、今、流行しているもののこととか、市場に出回っている商品のこととか、ともかく、日ごろから、いろいろな知識や情報を頭に入れて、自分自身のアンテナの感度を高めておくことが必要です。 
 例えば、従来は単純な子どものおもちゃとしか考えられていなかった商品に、意外にも大人が関心を持っていることがわかり、そのおもちゃを、改めて大人向けの商品として売り出したら、大ヒット商品になった、というおもしろい例などもあります。