No.017

福祉

社会保険労務士

高まる社会的評価。社会保健と労務の専門家

社会保険労務士の仕事

   
 社会保険とは、働いている人たちが、その収入の中から一定の保険料を支はらうかわりに、もしも、何かの事情で働くことができなくなったとき、生活に困らないように現金などを給付してもらえるしくみのことです。社会保険には、病気になったときのための医療(いりょう)保険、年をとって退職したときのための年金保険、職を失って収入がなくなったときのための雇用(こよう)保険、仕事中にけがなどをした場合のための労災保険など、さまざまな種類があります。企業(きぎょう)は、そこで働く従業員を、これらの社会保険に加入させなければなりません。けれども、従業員がたくさんいる会社では、全員の社会保険についての手続きを行うのは、大変な仕事です。企業の人事部門がそれらの手続きをまとめて行うこともありますが、外部の社会保険労務士事務所に依頼(いらい)することも少なくありません。社会保険労務士は、社会保険の専門家として、社会保険に関するさまざまな手続きを職業として行う資格のことです。

社会保険労務士にインタビュー

 社会保険労務士の仕事は、ある人が、ある会社に採用されてから、その会社を退職するまでのすべてにかかわっています。わたしたちの基本的な仕事は、社会保険に関する手続きを代行することですが、それだけでなく、例えば賃金や労働時間、安全や衛生面の管理など、企業とそこで働く人たちに関係するさまざまなことがらについて、相談に応じたり、アドバイスを行ったりすることも、わたしたちの重要な役目です。つまり、わたしたちは、ビジネスの中の「人」の問題についての専門家なのです。 
 どんな会社にとっても、人材は貴重な財産です。一方、今は、昔のように、一人の人が、一生同じ会社で働き続けるのがあたりまえ、という時代ではなくなりました。企業と人との関係が多様になっているので、わたしたちの仕事がますます重要になってきていると思います。