No.013

法律

裁判官・検察官

社会秩序と治安を維持

裁判官・検察官の仕事

   
 日本には、最高裁判所をはじめとして、高等・地方・簡易(かんい)・家庭の各裁判所があり、それぞれの役割にしたがって、少年・家庭・民事・刑事(けいじ)などの事件の裁判が行われています。裁判には、さまざまな立場の人々がかかわっています。その中でも裁判官は、裁判の最後に判決を下す重要な立場にあります。例えば、刑事裁判の場合は、被告人(ひこくにん)が有罪か無罪か、有罪の場合は、刑の重さをどれくらいにするかが裁判官の判断によって決まります。それは、人の運命を左右する重大なことですから、裁判官は公正で中立な立場から、良心にしたがって判断を下さなければなりません。 
 検察官も、裁判にかかわる仕事のひとつです。検察官は、警察とともに刑事事件の捜査(そうさ)にあたり、犯罪の証拠(しょうこ)を集めます。そして、十分な証拠が集まったと判断したら、裁判所に、刑事裁判を行うことを要求します。このことを公訴(こうそ)といいます。公訴ができるのは、検察官だけにあたえられた権限です。

裁判官にインタビュー

 裁判官の仕事には、重い責任があります。ひとつの裁判で、裁判官が下す判決には、とても多くの人々の運命がかかわっているからです。それだけではありません。ひとつの裁判の判決は、そのときかぎりのものではなく、将来、それとよく似た事件の裁判が行われたときに、参考にされる場合があるのです。ですから裁判官は、決して個人の感情に流されたり、まわりからの影響(えいきょう)を受けたりすることなく、常に公正な判断をしなければなりません。 
 もしかすると、みなさんもいつか、裁判官に似た立場を経験することになるかもしれません。そのときのために、みなさんも、身の回りのできごとを冷静に見極める訓練をしておいてくださいね。