No.009

行政・政治

司法書士

依頼人に代わって法律等の手続を行う法律の専門家

司法書士の仕事

   
 司法書士は、個人や企業(きぎょう)からの依頼(いらい)を受けて、法的な書類を作成する仕事です。その仕事の主な内容は、不動産登記、商業登記、裁判に関係する書類の作成などです。不動産登記(とうき)とは、土地や建物などの不動産が、現在どのような状態にあり、所有権やそのほかの権利はだれが持っているか、などを明らかにするための記録です。土地や建物の売買が行われる場合、司法書士は、売る人と買う人の意思を確認したうえで契約書(けいやくしょ)を作り、契約が成立すると、売買された不動産の、所有権移転の登記を行います。商業登記とは、会社を設立するときに必要な手続きです。 
 これらの仕事のほか、司法書士は簡易裁判所で行われる民事裁判の場合には、裁判の当事者、つまり、うったえた人やうったえられたりした人の代理人として法廷(ほうてい)に立つことができます。また、裁判にはなっていないトラブルの解決のために協力したり、問題解決のための法律相談に応じたりもします。

司法書士にインタビュー

 従来は、裁判で当事者の代理人になることは、弁護士にしか認められていなかったのですが、2003年から、簡易裁判所での民事裁判に限り、司法書士が代理人を務めることができるようになり、わたしたちの仕事のはばが広がりました。このことは、ぜひ多くの市民のみなさんにも、知っておいていただきたいんです。 
 というのも、わたしたち日本人は、何かのもめごとやトラブルなどになやまされていても、法的な根拠(こんきょ)にもとづいて争ったり、裁判にうったえたりすることは、なかなかしません。それは、日本人の性格というよりは、法律にくわしくて、気軽に相談できる相手が身近にいないからだと思うんです。これからは、司法書士が、もっともっとみなさんにとって身近な存在にならなければいけないと感じています。