No.005

安全

消防官

火災の予防に努め、災害から市民の暮らしを守る

消防官の仕事

   
 消防官は、火災や災害から、わたしたちの生命や財産を守ってくれる、たのもしい市民の味方です。119番で火災の通報があると、ポンプ車やはしご車、救急車などとともに消防官が現場にかけつけ、消火活動や救急・救助活動にあたります。火災の被害を最小限にとどめるためには、現場での臨機応変な判断がとても重要です。判断を誤ると、自分自身の命も落としかねない危険な仕事ですから、一瞬(いっしゅん)たりとも気をぬくことはできません。そのため、消防官は日ごろから体をきたえたり、現場で的確な行動をとるために必要な知識を学んだり、技術をみがいたりして、いつでも出動できるように準備を整えています。
 消防官の中には、大地震(だいじしん)などの災害が起こったときに人命救助を行うために、特別の訓練を積んだレスキュー隊員もいます。また、火災予防のための指導やビルなどの消防用設備の検査、学校や地域での防災訓練の指導、防災に関するPR活動などを行う消防官もいます。

消防官にインタビュー

 消防官になるのは、小さいころからの夢でした。子どものころは、勇敢(ゆうかん)でかっこいい職業というイメージに、単純にあこがれていたんです。けれども、消防官になるための勉強をしたり、実際に消防官になって訓練を受けたりしてからは、消防官とは、決して勇敢なだけでは務まらない仕事だということがわかってきました。
 火災の現場は、ひとつひとつ全くちがうので、現場を見てとっさに判断しなければならないことが、たくさんあります。例えば、どんなものが燃えているかによって、消火の方法は変わりますし、建物の中ににげおくれている人がいれば、もちろん、その人たちを救助することを最優先にしなければなりません。ですから、普段からもしもこんな火事があったらと想像して、そのときにどんな行動をとるかを考えるようにしています。