No.003

マネー

公認会計士

企業の経営内容を監査し、指導・助言する専門家

公認会計士の仕事

   
 証券取引所に株式を上場している企業(きぎょう)や、資本金5億円以上の大企業には、その会社が、法律にのっとってきちんとした経営をしているかどうかを調べるための、監査(かんさ)を受ける義務があります。監査を行うことができるのは、公認会計士の資格を持つ者だけです。監査の際には、公認会計士は、その企業の収入や支出などを記録した書類に目を通し、厳しくチェックします。また、企業の経営者に、経営に関するアドバイスをする経営コンサルティングも、公認会計士の仕事のひとつです。
 公認会計士の資格を得るためには、公認会計士試験に合格することが必要です。公認会計士試験には、1次試験から3次試験まであり、2次試験に合格すると会計士補に、3次試験に合格すると公認会計士になれます。会計士補は、公認会計士の仕事を補助する役です。公認会計士と会計士補を合わせて、会計士といいます。公認会計士になると、税理士と司法書士の資格も、無試験で得ることができます。

公認会計士にインタビュー

 大企業の経営者が、もし不正を行ったり、ずさんな経営を続けて会社を倒産(とうさん)させたりしたら、その企業に投資している株主や、その会社で働いているたくさんの従業員に対して、大きな損害をあたえてしまうことになります。残念ながら、そのような事件が現実に起こり、社会全体に不安や混乱をもたらす例もあります。わたしたち公認会計士が監査をすることによって、企業の経営活動をチェックしなければならない理由は、そこにあります。企業が利益を追求するのはあたりまえのことですが、だからといって、決して、お金もうけのためなら何でもしていいわけではなくて、守らなければならないルールが、きちんとあります。スポーツの試合では、だれもが勝つことを目ざしますが、ルール違反(いはん)をして勝ったとしても、だれも認めてくれませんよね。それと同じことです。