絵本を読む

スペシャルインタビュー

2010年から『ちびまる子ちゃん』(CX)のまる子のおじいちゃん、さくら友蔵役を務めている島田さん。おじいちゃんも少年もロボットも!?幅広いキャラクターの声を担当するマルチな声優さんです。どんなボノロンになるかお楽しみに♪

おひとりで読んでいるとは思えないくらい、たくさんのキャラクターを演じ分けてくださりありがとうございました!この「砂漠に咲く花の巻」はいかがでしたか?

とてもほっこりするお話だなと思いました。涙でボノロンが登場して、巨木とかかわりあってドラマがうまれて…。人間が本来持っている喜怒哀楽のあったかい部分が描かれていますよね。

ありがとうございます!ボノロンは困っている人の背中をちょっとだけ押して人助けをする戦士なのですが、ボノロンに願いをかなえてもらえるとしたら、どんなお願いをされますか?

そうですね…。子供が小さい頃に撮りためたビデオがあるのですが、過去に戻ってそのビデオの時代に入りたいですね。そのビデオは本当に大切にしていて、もし火事が起きて何かを持って出るとしたら、間違いなくこのビデオを選ぶと思います。

すてきなお願いですね!

もう自分の記憶の中でしかないものですし、かけがえのない時代ですよね。もしかなうのなら、その頃に戻って当時の子供たちと遊びたいです。もう大きいから遊んではくれないので笑。

お子様の運動会などを撮られていたのですか?

運動会はよく撮っていました。体操着だと遠目に見てみんな同じ姿じゃないですか。走っている子供を撮っていたつもりが、近づくと違う子で笑。「いけいけー!!」と声をあげると画面がブレブレだったり、もう大騒ぎでした。

もう一度運動会の日に戻って撮影ができるように、ボノロンにお願いしましょう!笑 島田さんのお仕事についてお聞かせください。たくさんのキャラクターを演じられていますが、声を作る時はどのような過程なのですか?

人間だとマンウォッチングをして面白い人からネタをいただいていますよ。電車で船を漕いで寝ている人を観察してみたり笑。声の世界は、風にも空気にも神様にも悪魔にも、あらゆるものに命を吹き込む仕事です。そのための努力はもちろんしています。例えば、今回の巨木だったら、こういうおじいちゃんだろうなあ…と具体的にキャラクター像を埋め込んでいく作業をしています。

今回のお話で巨木が「ヒュ―――ヒュ―――」と泣くところは、まさに風の音にも命が吹き込まれた瞬間ですね…!ちなみに、これまでのキャリアの中で思い入れのあるキャラクターはいますか?

役自体というよりも、チームですかね。チームとして番組が思い出深いとうのはたくさんあります。アニメーションですと何千本もやってきましたので…。『ちびまる子ちゃん』(CX)のチームもすばらしいチームですよ。友蔵役はわたしで3代目なのですが、初めて収録に向かう時は気が重かったんです。長く愛されている番組ですし、やっぱり不安がありました。ところが、重い足取りでスタジオに入った瞬間に、「パチパチパチ」と拍手で迎えてくれたんです。「おじいちゃん、ここお座りください!」と言われて涙が出そうになりました。

いいお話です…。もうチームというより、ひとつのファミリーなのですね。
最後に、このインタビューを読んでいる子供たちにメッセージをお願いします。

「言葉をいっぱい覚えるといいよ」と伝えたいです。例えば、色えんぴつを6色しか持っていないとします。相手が同じ6色だったらいいのですが、24色持っている相手だと24色の色を言ってきます。でもこちらは6色しか知らないから、何を言っているのかが分からない。人間のコミュニケーションの根っこはボキャブラリーだと思います。言葉の数が多ければ多いほど、伝えられることも深くなります。 そこで読み聞かせって本当にすばらしいことですよね。言葉や感情を人から人へ伝えていくことができます。

言葉を増やすには、やはり本が必要なのですね。

たくさん本を読んだり聞いたりして、言葉の数を増やしていってほしいです。読むことによって、イマジネーションがふくらみます。ぜひ、本の言葉から想像した自分の描く世界を大切にしていってください。

ボノロンといっしょ。プロジェクト

(C)NSP 2005, (C)ボノロンといっしょ。2007

COAMIX North Stars Pictures