絵本を読む

スペシャルインタビュー

7才の頃から子役として活躍し、女優や歌手、声優として幅広く活動している藤田さん。『一休さん』の一休や『キテレツ大百科』のキテレツ、『キャッツ・アイ』の来生泪役でもおなじみです。

可愛らしい声でたくさんの役を演じ分けていただき、ありがとうございました。今回のボノロンのお話は「ものを大切にする」というテーマでしたが、いかがでしたか?

私自身は、ものを大切に長く使っている方かもしれません。いろいろなものが欲しいというより、何かひとつ気に入ったものがあればそれが壊れるまで使っています。人からは「もうそんな古いもの捨てたら!?」と言われても、私とって大切なものは捨てられません(笑)。このお話を聞いて子供たちが何か感じてくれたらとても嬉しいです。

例えば、どんなものを大事に使われているのですか?

本棚のような家具や食器類ですね。高価なものでなくても好きなものがあれば、そんなにたくさんいらないかなと思っています。

確かに、今はものがありふれていますよね。

姪の子供たちを見ていても、いっぱいおもちゃがあるのに、すぐに新しいおもちゃを買ってもらい、古いおもちゃはほったらかし…。少しもったいないなと思います。使わなくなったおもちゃは捨てないで、欲しい人がいたらあげたりするのも良いかもしれませんね。

ありがとうございます。さて、藤田さんは7才の頃から芸能活動をされていたそうですが、学校との両立は大変ではなかったですか?

小学生の頃は仕事に行くというより、遊びに行くような気分だったと思います。その時の児童劇団の先生のモットーが「子供は子供らしく」。大人びた言葉などを使うと叱られました。母親のように、子供たちに挨拶の仕方からお行儀まで厳しく教えてくださった先生には、心から感謝しています。休憩時間には共演している役者さんに宿題を教えてもらったりして、結構楽しい時間を過ごしていました。

そこから女優、歌手、声優と幅広いお仕事をされてきたことと思いますが、思い入れの強いキャラクターはいますか?

思い入れというか、主人公の男の子役を演じている間は、その作品以外で男の子の役は演じないと決めていましたので、私の演じたどのキャラクターにも愛着を感じています。そのなかでも「一休さん」と「キテレツ」はとっても長く続いた番組なので、特別かもしれませんね。私にとっては宝物のような存在です。

男の子役に関しては、ひとつのキャラクターに集中してなりきる、ということなのですね。声優や俳優に興味のある子供たちも多いと思います。何かアドバイスがあれば教えてください。

ぜひ、毎日楽しく過ごしてほしいです。うれしいとか、悲しいとか、いろんなことをいっぱいいっぱい感じて大きくなってください。演技の勉強をするのではなく、日常生活の中で感情豊かに育ってほしいです。それは、将来何になろうと同じだと思います。

日常の積み重ねが表現に反映されるのですね。最後に、読んでくれた子供たちに何かメッセージをお願いします。

私は小学校からずっと仕事と勉強の両立をしなければならなかったので、友達と遊ぶ時間もなく小学生の時の思い出があまりありません。それはとても悲しいことです。みなさんにはぜひ、今そばにいるお友達と仲良くして楽しい小学校生活を送ってほしいです。この時期は二度とこないし、自由な時間って大人になると少なくなってしまうから、今のうちにしたいことを思いっきりしてほしいのです。田舎に行って自然に触れるのもいいですよ。みんなの顔が活き活きするとおもいます。それと…この絵本を読んで泣いちゃうことも、すごくいいことです。今は泣けない、笑えない子も多いと聞きました。みんなには素直に喜怒哀楽の感情を出して過ごしてほしいなと願っています。

ボノロンといっしょ。プロジェクト

(C)NSP 2005, (C)ボノロンといっしょ。2007

COAMIX North Stars Pictures