絵本を読む

スペシャルインタビュー

元気な女性の声が特徴的な鶴ひろみさんは、アニメ『それいけ!アンパンマン』(NTV)のドキンちゃん、『ドラゴンボール』シリーズ(CX)のブルマの声を担当しています。その他バラエティ番組のナレーションや洋画吹き替え等、多彩な役で活躍中!

小さい頃から親しみのある鶴さんの声で読み聞かせが聴けてとても嬉しく思っています。今回、ボノロンのお話はいかがでしたか?

ボノロンは初めて読んだのですが、切なくなってしまって…

そうですね…別れや悲しみに直面することをあえて描く物語がボノロンには多いです。

今はわりと人の痛みが分からない子供たちも少なくないですよね。こういったお話を通して、悲しいことも起こるんだと伝わればいいなと思います。

鶴さんご自身に絵本の思い出はありますか?

『ぞうのババール』(作・ジャン・ド・ブリュノフ)や『ぐりとぐら』(作・中川李枝子/絵・山脇百合子、福音館書店)は好きで読んでました。先日も病院の待合室にたまたま「ぐりとぐら」が置いてあって、懐かしくて思わず手に取って読んでしまいました。こんな内容だったかしら…と思いながら(笑)

大人になって読み返すと、また違った良さに気付きますよね。

子供って、本当に絵本好きですよね。お母さんに読んでもらったり。でもお母さんもそうやって声を出して読むのってすごくいいことだと思います。ご自身の感性も磨かれていく気がします。

本当ですね。忙しい毎日の中で、ほっとする瞬間が読み聞かせの時間ですね。ところで、鶴さんは小学校2年生で劇団ひまわりに入団されたそうですが、小さい頃はどんなお子さんだったのですか?

親戚が集まる時には前に出て、みんなを笑わせることが好きな子供だったんです。そのうち「テレビに出たい!女優になりたい!」と言い出したらしくて、児童劇団に入れてもらいました。そんな時に『ローマの休日』をテレビで観て、オードリー・ヘプバーンの吹き替えをされている池田昌子さんの声が大好きになりました。こういう仕事もあるんだなあと思って、声の仕事に興味を持ち始めたんです。

それは何才くらいの時ですか?

中学生か、高校生くらいの時です。

『ペリーヌ物語』(フジテレビ系)で主人公ペリーヌを演じられたのが高校生の時とお伺いしました。

はい、高校3年生の時に「ペリーヌ物語」でデビューしました。そこで、ペリーヌのお母さん役がなんと池田昌子さんだったんです。

すごいですね!デビューが憧れの人と一緒だなんて、すてきです!

もう、舞い上がっちゃって、夢のようでした(笑)池田さんと共演できると思ってオーディションを受けたのではなかったので、びっくりしました。

鶴さんの強い憧れが、夢を叶えたのですね。それから、数々の声優のお仕事を重ねられたと思いますが、思い入れのあるキャラクターはありますか?

そうですね…どのキャラクターにも思い入れはあります。初めて演じたペリーヌに、ブルマ(フジテレビ系『ドラゴンボール』シリーズ)はもちろん…。ドキンちゃん(日本テレビ系『それいけ!アンパンマン』)は今年でもう25年目になるんです。

でも25年の間、声を一定に保つことは相当な努力が必要かと思います。

私は特に何もしていないんです。何でも楽しむ性格なので、いつも楽しんで声優のお仕事をしています。遊びも仕事も、何でも楽しまないともったいないじゃないですか。

明るく元気な鶴さんの姿が、演じられているキャラクターにもにじみ出ているような気がします。最後に、これを読んでいる子供たちに何かメッセージをお願いします。

まずは、学校の勉強をちゃんとして、広い視野を持ってほしいですね。これは大人の声優になりたいという人にも伝えるのですが、「これしかない!」と思って視野を狭くするのではなくて、世界を広く見てほしいです。あとは最初にも言いましたが、人の痛みを知って、共感できるような人になってほしいと思っています。

ボノロンといっしょ。プロジェクト

(C)NSP 2005, (C)ボノロンといっしょ。2007

COAMIX North Stars Pictures