絵本を読む

スペシャルインタビュー

光浦靖子さんと漫才コンビ、オアシズでデビュー。OLを兼業していた経歴もあり、キレのあるトークが魅力の大久保さん。テレビ、ラジオ等フィールドを選ばない芸風で活躍中です。現在は、人気バラエティー番組「めちゃ2イケてるッ!」で不動の女子枠をキープ。老若男女問わず幅広い人気を誇っています!

収録お疲れ様でした。読み聞かせをしてみての率直な感想を教えてください。

やっぱり難しいですね。自分の隣に寝ている子どもがいるイメージでやっていたんですけど、でも、実際に子どもはいないので、すぐにそのイメージがなくなってしまうんですね(笑)。だから、子どもがいる人のリズムで、と何度もイメージしました。

特に難しかったのはどのあたりですか?

今回はボノロンとゴン、主人公のケンとツバメのピーチのその使い分けが難しかった…というより、恥ずかしかったという感じです。

恥ずかしい…ですか? 芸人さんなので、コントなどでキャラを演じるのは慣れていらっしゃるように思いました。

コントでは、たとえば自分が男役だったら、その衣装を着ることができるので大丈夫なんです。衣装を変えれば吹っ切れるというかね。それに私の場合はまず「大久保佳代子」という私自身を残したままの役柄が多いので、全く別のキャラクターになるのはほぼ初めてなんです。とても緊張しましたし、恥ずかしかったです。特にボノロンが難しかったです。低い声でのんびり読み進めていると、また恥ずかしさが出てきて自分の声に戻っていくのがわかって……だから、声優さんってすごいなって思いました。

大久保さん自身は、子どものころ、読み聞かせなどはしてもらっていましたか?

おばあちゃんが昔話を口で、そのまま言葉で伝えてくれていましたよ。むかぁし、むかぁし……という感じで、絵本とは半分半分でしたね。

覚えている絵本はありますか?

昔話の『うぐいす姫』かなぁ。若い娘さんの家に来た主人公が、開けてはいけないと言われた4つの箱をひとつずつ開けてしまう。4つ目の箱を開けると、その中には春が入っていて『うぐいす』が飛び立ってしまう、というお話を断片的に覚えていますね。

今日のボノロンはどうお感じになりましたか?

台本をいただいて一回読んだ時、泣きそうになりました。それでちょっと安心したというか。まだ私は大丈夫なんだ、まだ絵本で感動できる人間だったんだと思いました(笑)。ふたりは友達と呼び合っていたんだ…って分かった時に涙が出そうになりましたよ。 ボノロンは子ども向けですけど、大人も楽しめる内容ですよね。キャラクターが面白いのと、変に媚びていない気がします。

今後、もしお子さまができたら読み聞かせはいかがですか?

やりたいなって思いまいましたね。子どものために、というよりも、今後の自分の表現のために勉強になるなって思いました。いかに肩の力を抜いて、抑揚をつけて、感情を相手に伝えて、っていろんな要素があるじゃないですか。もっと…もっと上手になりたいなぁって思いました。

今回の物語で一番心に残った部分はどこですか?

分かりやすいところですけど、ピーチとの別れですよね。友達だからこそ、近くに置いておきたいけど、お母さんに返してあげるっていうその判断。子どもだけどこの判断ができるところがすごい。わたしは、自分が自分がって、そういう性格なので、思い通りにできるなら手元に置いておくんだろうなって思うんですけど、ケンはすごいなって思いますよ。

最後に、これを読んでくれている子供たちに一言メッセージをお願いします。

本を読むことも、もちろん大事だけど、外に出て色々なものにふれることも必要だと思います。私は基地を作ってよく遊んでいました。死んだ虫を「病院」と言って運んで行ったり(笑)。外に出ないと分からないことってたくさんあります。そういう「死」や「別れ」といったことを子供の頃に体験するのも、本を読むことと同じくらい大事なことだと思います。

本日は本当にありがとうございました。

ありがとうございました。

ボノロンといっしょ。プロジェクト

(C)NSP 2005, (C)ボノロンといっしょ。2007

COAMIX North Stars Pictures